普段あまり気に止めない風景が、ある瞬間ふと脳裏に焼きつく。
それは風景の美しさであると同時に心(感情)の煌き、揺らぎ。
記憶を探り描いていると、次第に「あの時」の感情が祈りの感覚に近くなる。
そのこびり付いた情景をゆっくりと消化しながら心象風景として再構築する。
人間の『記憶』は曖昧だと思うのです。
彼の絵はそんな『記憶』というか『想い出』を心に浮かべてる時の感覚に似ています。
3次元ではなく『2次元と4次元の中間』的な絵です。
彼はどんな心境の時に絵を描くのだろう?
無に見えるし、喜怒哀楽を全て足したようにも見える。
そこまで考えてしまえる絵であり、作家さんです。
今後も楽しみです。(2007.8.6.Free Cloud 熊原真二)